外装パーツ

エアロパーツ

ハイエースの所有者に「カスタムしたいパーツはどこですか?」とアンケートをすれば95%の人が「エアロパーツ(aero parts)です」と答えます。
エアロパーツは本来空気力学を考えて取り付けるものですが、そんなにスピードを出すこともありませんしデザイン的な理由で自動車の外部に飾るように取り付ける人の方が東京都や名古屋市では多いようです。 空気抵抗を減らしたり揚力を低減させて高速走行中の車体を安定させるために開発されたパーツですが、かっこいいのでその必要がない人でもとりあえずカスタムの第一歩として付けたがるようです。
一応本体に泥がつくなど汚れを防ぐ効果もあるので全くの無駄ではありませんが、エアロパーツの実力からしたらそんなのは役に立っていると言うには程遠く、ついでの機能みたいなものでしょう。
日本中の高速道路を走り回る人、夜中にスピードを出して運転する機会の多い人なら役に立っているといえますが、渋滞の多い都会で走行する分にはエアロパーツの空力特性を存分に発揮することはありません。
それよりも車体をかっこよくする目的で取り付ける、アクセサリー感覚で自慢のハイエースをドレスアップする人だらけでしょう。 たしかにピカピカ輝く車体にフィットするエアロはみんなの視線を釘付けにし、二日おきに洗車したくなるほど魅力的なカスタムパーツです。
なのでここからオシャレ開始するハイエース乗りは多いのです。

サイドミラー

どんな車でも公道を走るのならサイドミラーが付いていないといけません。
そんなことはないとおっしゃるのなら交差点で通過する自動車を数日間観察して、何台中何台がノーミラーか調査して下さい。 よほど特殊な車両か故障している自動車でなければ間違いなく付いているでしょう。
新車でも中古車でも輸入車でも左右にミラーが付いているはずです。 なのでカスタムするのなら取り付けではなく取替えになります。
最初から車体にひっついている純正パーツでも充分似合っているのにどうしてカスタムするのか、それはかっこよさを追求するためです。 純正パーツだとみんな同じミラーになり、他のハイエースオーナーとの勝負は引き分けで勝利とはならないからです。 常に一歩リードしたい、町内で一番と呼ばれたいから純正パーツでは満足せずもっと上を見て、ミラーですらカスタムするのです。
性能は純正パーツでもカスタムパーツでもさほど変わりません。 純正パーツでは視界が狭すぎる、見難くて使いにくいなんてことは許されないので、問題なく使用できることは誰だって知っています。 それでもわざわざ交換するのは、所有している車を愛しているからでしょうか。 誰でもやっている程度のカスタムでは物足りない、不必要な出費になってもいいから愛を表現したい、そんなオーナーはサイドミラーやミラーカバーも車体に合わせてカスタムしちゃいましょう。

バイザー

窓ガラスの上部に付いているバイザーは、雨の日に車内の換気のためちょっとだけでいいから開けたいなという時にとっても役立ってくれます。 喫煙者がいてタバコを吸う時には雨天でも窓をあけたくなりますが、隙間から雨粒が入ってくるので大きくウィンドウを下げることが出来ません。 閉め切ったままだとエアコンを入れても少し煙たいですし、同乗者の健康のことを考えると数ミリでもいいから隙間をつくるべきでしょう。
でも雨降りの日だと雨が車内に入り込みますし、シートやお洋服が濡れてしまい最悪の場合何人かが風邪をひいてしまう恐れもあります。 なので車の窓には雨の浸入を防ぐために傘のようにバイザーが付いていますが、それでも強い雨だと完全に防御できずディフェンスの隙間をかいくぐるように車内にけっこう雨が飛び込んできます。 強風も伴う天候だと人差し指1本分開けただけでもズボンに染みができる位に雨が入ってしまうのは、標準装備されているバイザーが付いていても防げないのです。 そのため大きくてスタイリッシュなバイザーでカスタムする、そんなハイエース乗りは雨の多い印象の強いロンドンでなくてもかなりいるようです。
選ばれるのはデザイン重視となりますが、窓を開けてドライブするのが好きな喫煙者はウィンドウを覆い隠すようなサイズのバイザーを好みます。 デザインに拘りたいですが快適なドライブのことも考えて、愛車にピッタリのバイザーを探しましょう。