ベッドキット
普通車や軽自動車の車内で宿泊する場合、運転席か助手席のシートを倒してそこで斜めに横になって睡眠することになります。
高速道路のサービスエリアでよく目にする姿ですが、はっきりいって窮屈そうで熟睡とは無縁の寝相という感想を持ってしまいます。
後部座席に移動してももっと窮屈なだけなので、身長の高い人や体重の多い運転手ほど車中泊にまつわるトラウマを多数抱えています。
そのせいかは分かりませんが易々と車中で一泊できるハイエースのオーナーにはノッポさんやおでぶさんが少なくありません。
広々とした空間で横になって眠れる、これは大きい車のオーナーに与えられた特権でそのために車種を決めるケースすらあります。
もちろん広い車内空間を使っての宿泊をより快適にするためのハイエース向けのカスタムパーツも市販されています。
中でもベッドキットが最重要で、車内でも広い寝床を実現してくれるグレイトなアイテムなので頻繁に遠出をするなら是非手に入れておきましょう。
宿泊しなくても休憩や仮眠に利用できますし、横になって考え事をしたい時には重宝するので一台に1セットは欲しいところです。
普段は取り外してサイドに収納可能なタイプがほとんどなので、お買い物や引越しのお手伝いで車を使う時も邪魔になることはないでしょう。
カーテン
高速道路のサービスエリアやコンビニエンスの駐車場、集合住宅の駐車場に車を停めて仮眠した経験があれば、夜でも結構明るいことを知っているでしょう。
ここなら安心して眠れる、そう思い駐車してベッドキットの準備をして枕を軽くポンポンと叩いて横たわって目を瞑っても周囲が明るくて寝付けない、もう夜更けなのに活動している人も多いし光が気になって安眠できない、こんな苦しみを何度か味わったことがある人もいると思います。
自宅の寝室ならスイッチひとつで灯りを消して暗闇の部屋にわずかな時間ですることもできますが、サービスエリアの灯りは個人の都合でオンオフすることは認められておらず、車を停めた位置によっては新聞の文字もなんなく読める明るさの中で眠ることを余儀なくされます。
そんなの嫌だよという人は光を遮る工夫をこちらでするしかなく、その為のアイテムにカーテンが市販されているのでこれを使うことになります。
寝るための車というのは大袈裟ですが、ハイエース専用の遮光カーテンも用意されているのでカスタムパーツとして一考してみてはいかがでしょうか。
カーテンレールが付いているので昼間や早朝に運転する時はスッキリ収納、眠気に襲われて仮眠すべきと判断が下された時にだけ車内を暗くしてもらえます。
昼間に日光を浴びながらでも寝られるよ、という人なら不必要かもしれませんが、一緒に車中泊する人が困るかもしれないので備えておいても無駄にはなりません。
遮光パッド
睡眠の妨げとなる光を遮るアイテムはカーテンしかないわけではありません。
むしろカーテンよりこちらの方がいいんじゃないの?と高い評価をされているのが遮光パッドで、吸盤でウィンドウに取り付けて安眠の邪魔をする光線をほとんどシャットアウトする超便利アイテムです。
持っている人曰く「車中泊するなら必須だよ、ハイエースならウィンドウのサイズに合わせた商品もあるからジャストフィットするし。最初に使った時は工具を使わないでここまで暗黒の世界を再現することに驚いたもんさ」だそうで、寝付きの悪い人でも横たわって数分で夢の世界へと誘ってくれるそうです。
車種に合わせて何種類か用意されており、小窓にも対応しているので隙間から入ってくる光も最小限に抑えてくれるでしょう。
また1センチ近くの厚みがあるので冬には保温効果もあり、寒くて目が覚めるようなトラブルも少ないかと思われます。
夏には直射日光を跳ね返すので寝過ごしてしまっても熱中症になる心配はなく、健康面を考えても優良なカスタムパーツでしょう。
外界から隔離された空間を創造してくれる遮光パッドですが、それだけの高性能なアイテムだと収納場所が大変なのではと思われてしまいがちです。
ですが普段は折りたたんで仕舞っておけるのであまり場所をとりません。
遮光パッドか遮光カーテン、どちらかひとつ搭載しておけば車内でも自宅で寝るのにひけをとらない快眠が得られるでしょう。